突然ですが、“バサキ”って何の略かわかりますか? なぜ日本人はこんなにも略してしまうのか。ちょっと掘ってみようと思います。 古くは奈良時代からこの文化は始まっていました。 室町時代の女房が「お鳴らし」と言い始めたのが“おなら”の起源なんてびっくりですね。 元来、略語は社会福祉協議会を社協と表すように、長い正式名称を効率よく書く・話すために用います。 これだけならThank you.をtksと書いたりと外国語にも存在します。 ただこれで終わらないのが日本語のすごいところ。 “る”をつければ動詞、“い”をつければ形容詞・・・サボる、ググる、エモいと無限に生成可能です。 「リアルな生活が充実している」がリア充になるなんてすごくないですか? また、〇〇鉄に代表されるように型を作って細分化するパターンも。 撮り鉄、乗り鉄、音鉄など、タイプに応じて増殖中。 さらに若者ことばに至っては理解不能。冒頭のバサキもこの仲間。 それな、ガクチカ、きまず、陽(陰)キャなど私にはハードルが高すぎてどうにも使えません。 誰もがSNSを使い世界とつながる今、タイパ重視の世相を映して略語新語はますます増えていくのでしょう。 どこかで誰かがつぶやいたことばがじわじわ広がり、いつの間にか市民権を得る、日本語は本当に不思議な生き物です。 長生きのことば達、生まれたばかりのことば達、数多ある中で自分を表現するに相応しいことば選びができるセンスを磨いていきたいと思ったのでした。 おわり